2007年3月25日日曜日

おっとこの料理②



営業で千葉の外房へ行き、お昼を市場のようなところで食べました。
新鮮な魚が売っており、350円で大きな鯵を買い、おまけにパックにたっぷりの鰯を頂きました。
上の写真がその市場の様子です。
写っている男性は私ではなく、お客さんです(笑)
そしてその鰯を手開きしてつみれを作りました。
妻がそれをつみれの味噌汁にしてくれます。
担当先が遠いとちょいとした楽しみがあるのも、ひとつの喜びです。



2007年3月24日土曜日

第1章「勝てる理論」 §2-2

第1章「勝てる理論」
セクション2 ~大当たりの仕組みを知ろう~
②演出の罠


パチンコは完全確率・・。とは言っても、ただただスタートチャッカーに玉を入れ当たりか外れかを抽選するだけでは、300面サイコロを振っている事と同じ事。面白くもなんともありません。そこで、「演出」が登場します。

この演出があるおかげで、パチンコは盛り上がります。
しかしこのせいで、いろんなオカルトもでてしまっています。
中でも代表なのが、「激熱リーチを外すと、しばらく出ない」です。
パチンコは毎回抽選を行うので、いくら激熱リーチを外したからといって、その事がそれ以後の抽選結果に影響を及ぼすことなど全くもってありません。従って上記のオカルトは全くのデマという事になります。
皆さんにはそんなデマに流されて欲しくありません。そこで今日は演出とは何ぞやという事を理解して頂こうと思います。

【問題3】
スーパーリーチがかかりましたが外れてしまいました。
この時次の4人のうち、誰のアドバイスが最も信頼できるしょうか?


Aさん:「この機種は、大当たりへいくにはもっと信頼度の高い演出が出ないとダメなんだ。」

Bさん:「次のスーパーリーチでは、たぶん当たるよ。」

Cさん:「今日はもう帰った方がいいですよ。」

Dさん:「熱いリーチで外れようが、演出なしで外れようが、所詮外れは外れだよ。」






【解答-問題3】
Dさん。

A、B、Cを選んだ方、何の根拠のないデマにダマされてはいけません。
確かにAのように、もっと高い信頼度のほうが当たり易いかもしれませんが、熱くない演出で当たる時だってあるでしょ?
Bのように、次のリーチでは当たるかもしれません。でも、当たらない可能性だってありますよね。
Cさんがダメなのは前述の通りです。

A、B、Cは共にオカルトです。
この方達は、「演出が大当たりを決める!」という間違った理論を有しています。
確かに画面上では、「演出」→「大当たりか外れか」という順番でフローしていきます。
しかし前回講義で述べたように、演出が始まった時には既に大当たりか否かは決められている訳ですから、その順番は逆になるという事になります。
だからこの場合はスーパーリーチがかかったところで外れたのはもっと前から決まっていたのだという意味があるDさんの考えが正しいのです。

*****************************************

演出の仕組みをもう少し細かく説明します。
まず、スタートチャッカーに玉が入り、大当たりか否かを決定します。そして、その次に演出を決める抽選が行われます。
あくまで例ですが、当たりを引いた時は下記チャートのようになります。

~当たりを引いた時~
           
①チャッカーに入り当たりを引く:
→②スーパーリーチ有(90%)→③激熱演出有(60%)→④大当画面
                →③激熱演出無(40%)→④大当画面
→②スーパーリーチ無(10%)→③大当たり画面へ。

※番号は抽選がなされる順番。


外れを引いた時は、
~外れを引いた時~

①チャッカーに入り外れを引く:
→②スーパーリーチ有(5%)→③激熱演出有(0.5%)→④外れ画面
               →③激熱演出無(95.5%)→④外れ画面
→②スーパーリーチ無(95%)→③外れ画面へ。


つまり、Dさんの言うようにスーパーリーチがかかろうがかからまいが、外れなのは外れなのです。
画面を見ていると、「演出」→「大当たりor外れ」という流れになっていますので錯覚を起こしてしまいますが、実際は「大当たりor外れ」が決まってから、「演出」が選択されるのです。

演出の仕組みについては以上です。
まとめると・・・
①演出は、大当たりか否かが決められたその後に抽選がなされる。
②よって熱いリーチがでようがでまいが、外れたものは外れである。
③但し、当たりの時には熱いリーチが選択され易く、外れの時にはそれが選択されにくいということはある。

演出の罠にはまらず、完全確率という事を信じて打っていれば間違いが起きる事は絶対にありません!


さて、それでは最後に少し難しい応用問題にチャレンジしてみてください。
だいぶ大当たりの仕組みも分かってきたと思うのでぜひ解いてみて下さい。

【問題4】
パチンコの演出は、大当たりが否かが選択されてからその後に抽選される。
この事を踏まえ、次の一文を正しい文章に直しなさい。

「あ~~。魚群なのに外れちゃったよ。」






【解答-問題4】

「あ~~。外れなのに魚群を引いてしまったよ。」
(演出→外れを、外れ→演出に変えていれば○)

これからはオカルトを信じずこういう風に思って下さい。

2007年3月18日日曜日

俺とアカペラ 第6章 ~前進~

デモテープ収録の日がやってきた。会場は陽介とバンドを組んでいた時に良く使っていた『スタジオM』を利用した。まずは録音の前に何度か合わせてみる。
『SayTheWord』の出だしは前奏から始まる。とは言ってもアカペラなので前奏ももちろん「声」である。種哉の高音域を活かし、最初から声を張るアレンジで、決まればインパクトのある仕上がりになる。

・・・・・・

「ストップストップ!」
その曲のツカミである部分が終わった所で陽介がとめた。そして一言。
「いいぞ!!」
不安を抱えたままの収録であったが、最後の練習の時より格段に良くなっていた。それは、陽介だけでなく、演奏をしているメンバー全員が感じていた。つい昨日までは聞かせられるものではなかったものが急に良くなった理由は・・・
「ベースがいい!」
陽介の言うように、俺もそう思った。ウッズの音がしっかりとコーラスを支え、リズムもピッタリと合うようになっていたのである。その名の通りベースがしっかりするだけでこんなにもアカペラは違うのかと思った。

1曲演奏を終えてみても先日までのウッズとは別人のように上手くなっていた。当然、曲自体の完成度も上がる。
「まぁ、しっかりパートを覚えてきたからね・・・。」
と、ウッズは得意気に低い声で言った。
もともと低音に向いていた彼であったが、持っていたポテンシャルが開花し回数を重ねるにつれても上手くなっている。バンドでドラムとベースがコンビなように、アカペラでもボイパとベースはコンビである。歌っている最中、俺のボイパと重なる感じがたまらなく気持ち良かった。
だが、問題はやはり熊毛であった。オペラ声も、前奏やサビのように声を張って歌う時にはさほど気にならないが、メロディー部分に関しては一人だけ浮いて聞こえてしまう。そう、良くなったとは言え、まだまだ課題はあった。そして、それはすぐに解決できる事でもなかった。
もう時間がない・・・。俺達は収録に移るしか手段がなかった。

デモテープ収録は、一斉に歌うのでなく、一人ずつ各自のパートを収録し、後で合わせるという方法で行った。これはプロも使っている方法で、その方が音が綺麗に撮れる上、声の大きさを整える事もできる。要は、その方が”上手く”聞こえるのだ。こういったスタジオで、しかも一人ずつ歌うのには慣れていなかった為、何回も撮り直しながら進んだが、何とか全員のパートを収録する事ができた。そして、それを合わせて聞いてみる。

・・・・・・・・
・・・・・・・・

声の大きさを調節したり、綺麗に聞こえるエフェクトをかけたりしてごまかしてはいるが・・・。
やはり選考通過の期待が出来るものではなかった。上手くなったとは言え、それは「前に比べて」というだけのことである。歌いながら良くないと思った部分は、テープに撮ると一層目立つ。
「でも、何はともあれ第1次選考に間に合う事が出来たんだ。本番までにもっと練習するしかないよ。」
リーダー種哉はそう言って、テープを握り締めた。
「本番までに、しっかりやれば大丈夫だって。」
陽介は無言の熊毛の肩を叩いてそう言った。
「でも、本番の前に・・・」
俺はそう言いかけて止めた。
この時俺は、結成1ヶ月のグループがいきなり出演なんてやっぱり難しかったんだなぁと思ってしまった。いや、そう思ったのは俺だけじゃなかったかもしれない。俺の言いかけた言葉に、誰も反応しなかったのだから・・・。
もっともっと練習して、成長してから再度挑戦しよう。きっとまた来年があるだろう・・・。メンバー全員がそう思っていたに違いない。今までソングスピットとして「ハモリ倶楽部出場」を掲げ練習をしてきただけに、一気にモチベーションが下がってしまった・・・。

そう、そんな風に、俺はこの時思ってしまっていたのである・・・。
その数日後、種哉から1本の電話が入るまでは。

2007年3月12日月曜日

ハチミツとクローバー ~芸術的な青春~

総合82点/100点
(ストーリー:内容;19点/30点
       一貫性;20点/20点
       展開;15点/20点
主張:10点/10点
描写:10点/10点
演技:8点/10点)

美大生の青春を、その舞台の通り芸術的な描写で展開していく青春映画。原作は羽海野チカの『ハチミツとクローバー』。大ヒットコミックらしいけど、俺は原作を全く知りませんので、原作との関連についてのコメントがないのはご了承を。

テーマは青春恋愛。ストーリー展開やキャラクター描写がセリフや表情での具体的表現でなく、「絵画」を中心とした抽象的な、芸術を媒介として表現されていく。相手の事に惹かれていく様。それが交互に作品を作るという事で表されていく様子がその例で、文字通り「芸術的な映画」というのはこういった作品を言うのでしょうか。そんな抽象的な表現が多いこの作品だからこそ、クライマックスでの「好き」という言葉が非常に魅力的に感じます。
ワンシーン毎にとぎれとぎれになってしまうのですが、それこそ演出のように感じる技術はすごいです。起承転結のつけ方が非常に綺麗です。特段涙を流すような感動シーンやストーリーとしても盛り上がりはないけれどこういった純粋な青春を見て、心にじわりとくる『ハチミツとクローバー』はなんだかタイトルのように「甘酸っぱさ」を心の中にもたらしてくれます。
キャラクター5人を演じる俳優・女優陣の演技もとても良いです。特に「はぐみ」を演じる「蒼井優」。かわいくて純粋でプラトニックな笑顔。他の作品ではそれがわざとらしく感じてしまったけど、ことこのキャラクターに関しては抜群の相性です。この女優のキャスティングは巧みです。その他にも天才・平凡・変人そんなキャラ像をしっかりと演じきれている各キャストも良いですよ。
 ただただ、純粋な青春であるが故、プラトニックすぎる面は、常日頃の恋愛作品を見慣れていない人であっても刺激が足りないでしょう。大学生(しかもちょっと変人な)で、こんな甘いことは・・・みたいな事を感じた人はすみませんがもう少しこの映画の中に溶け込んで見てみてはいかがでしょうか。

ストーリー性の盛り上がりや感動ではなく、芸術的な青春を味わえる『ハイチミツとクローバー』。まだ見てない人は是非借りてみてはいかがでしょう?
オススメの1品です。

2007年3月11日日曜日

映画評論 ~はじめに~

映画評論もやってみようかと思います。

ただ、私は小説を書いたり、脚本を書いたりした事はあるけれど、映画を作った事はありません。

普通の映画評論家がしているような、
「ダイナミックな演出が良い。」
「CG技術の取り入れ方が良い。」
などと言った事は良く分かりません。

しかし、ストーリーの内容に関するコメントは言えます。
そして私自身、映画で最も重要視するのがそのストーリー・話の内容です。
・話の展開が良い
・絶妙のフレーズを織り交ぜる・・・。
・このエンディングには、このふりがあったから活きたんだ。
etc・・・。
話の内容に関する事を中心に述べて行きたいと思います。


また、私は映画関係者でもない為試写会に参加できる訳でもありません。
その映画が公開されてからしか作品に対するコメントが載せられません。
その点に関しては若干ご了承頂き、
ビデオを借りる時の参考になればと思います。

最後に、私の採点基準に関してです。
全体を100点満点とし、以下のように内訳ます。

ストーリー:内容30点   ・・・全体としての内容です。「新規性があってよい。」などを評価します。
       一貫性20点 ・・・話のキーである起承転結が整っているかどうか。
       展開;20点  ・・・展開に無理がないか。かといって飽きのこない展開であるか。
  主張:10点       ・・・作者(主に監督)の言いたい事が伝わってくるかどうか。
  描写:10点       ・・・演出について
  演技:10点       ・・・俳優さん、女優さんの演技

ストーリーを重視して述べさせていただきます。

2007年3月6日火曜日

第1章「勝てる理論」 §2-1「大当りの仕組みを知ろう」

第1章「勝てる理論」
§2 ~大当たりの仕組みを知ろう~
①完全確率方式

今日からは、いよいよパチンコの仕組みについて学んでいきます。
パチンコの仕組みで最も大事なのは「大当たりの仕組み」です。これは、言わばパチンコの基本。
基本を知らないと、何事も上手くいきません。
まずはこれをしっかりと理解しましょう!


大当たりとは、パチンコの醍醐味。
これまでつぎ込んできたパチンコ玉は、大当たりによって増える訳です。
これがあるからパチンコは楽しいです。
特に、確変中でない最初の当たり、いわゆる「初当たり」の時の歓喜といったらたまりません。

基本であり、醍醐味である大当たりなので、これに関する質問はよく受けます。

・何回点目が当たり易いのか??
・朝一はやっぱり当たり易いの??
・端の台は当たり易い気がしますが・・・?
・スーパーリーチがたくさん来る時はチャンス?
・激熱リーチをはずした後はしばらくハマるのですか?

etc・・・・。これに関する答えも後述しますので、お楽しみに。


しかし皆さん!!
書いた後で申し訳ないのですが、上記した事なんて実は何にも考えなくていいのです。
パチンコの大当たりの仕組み何ていうのは、実に単純で簡単なものです。

下記の問題を見て、解いて下さい。
この問題が、パチンコの基本、大当たりの仕組みの全てです。この問題に尽きます!!
この答えが出せたら、あなたは基本をマスターです。
難しく考えては行けません!
素直に解いて下さい。

【問題2】

6面サイコロを20回振って、出た目は以下の通りです。

2、3、4、5、6、3、2、4、5、6、6、5、4、3、2、2、3、6、5、4

さて、21回目に「1」のでる確率は?







【解答-問題2】

・6分の1

サイコロの出る目は、常に6分の1である。
たとえ、1が連続6回出た後の7回目に1の出る確率も6分の1である。

********************************

この事を、完全確率」と言います。
パチンコの大当たりの仕組みは、これに当たります。そして、これに尽きます。

要はいつどんな時であろうと大当たりは毎回抽選され、その確率は常に一定であるという事です。

この問題を迷わず6分の1とされた方、貴方はもう大当たりの仕組みをマスターしています。
この問題で確率を6分の1以上にされた方、
「20回サイコロを振ったんだから、そろそろ1が出るでしょ?」と考えた方、
この方は是非考えを改めて頂きたいです。

パチンコで勝つ為には
「そろそろ出るからもう少し投資しよう!」「いい加減でないからもうそろそろ止めよう!」
という考えは非常に危険です。

確率は、常に一定です!
例えば現在大人気の機種『エヴァンゲリオン奇跡の価値はXF』ならば、常に確率は1/344.9
です。

1000回転はまっていようが、まだスタートして10回転だろうが、この確率は一定です。
出易い、出難い時期なんていうのはありません!
確率は常に一定。パチンコの大当たりの仕組みはこれに尽きるので必ずこの事は覚えて、理解し、
そして納得して下さい!


ではその大当たりの抽選はいつ行うのか? これは、
スタートチャッカーにパチンコ玉が入賞した瞬間です。
そして次の瞬間にはすぐ大当たりか否かを判断しています。
スタートチャッカーというのは、そこに入ると画面が動き出すSTARTと書いてある、あれです。

驚くべき事に、演出が始まったり、リーチが掛かったりしている時、実は既に当たりか当たりじゃないかは決められているという事になります。
だから劇熱リーチがかかった後、どんなにお祈りしようが、台を叩こうが、ボタンをプッシュしようが、
それらは何も意味がありません。
スタートチャッカーにパチンコ玉が入った瞬間にもう大当たりか否かが決められているからです。


パチンコの大当たりの仕組みというのは実はこんなに簡単な事なのです。
スロットのように複雑ではありません。
まとめると、

①大当たりは、スタートチャッカーにパチンコ玉が入った瞬間に抽選し、決まる。
②確率は常に一定の完全確率方式である。

この2点です。

これをもとに上記したご質問にお答えするとこれまた答えは単純明快です。
皆さんももしよければ前を読み返して答えてみてください。
私の答えと一緒になれば大当たりの仕組みは完全マスターです。
まだ良く分からない方は、しっかりと理解し、納得して下さい。
パチンコの基本である大当たりの仕組みは非常に大事ですよ。

Q.何回点目が当たり易いのか??
A確率は常に一定の為、当たり易い回転数などありません。
 2000回転の台があろうと、そこからまた1000ハマルことだってあります。

Q.朝一はやっぱり当たり易いの??
Aいいえ。確率は常に一定です。朝一だろうと関係ありません。

Q.端の台は当たり易い気がすますが・・・?
Aいいえ。端の台だろうと、確率は一定です。当たり易い事はありません。ただ、お店が見栄えをよく見せているからそう錯覚してしまいます。

Q.スーパーリーチがたくさん来る時はチャンス?
Aいいえ。パチンコは、毎回抽選を行っています。その上、スーパーリーチが掛かっている時には既に大当たりか否かが決まっています。

Q.激熱リーチをはずした後はしばらくハマるのですか?
Aいいえ。パチンコは毎回抽選を行います。劇熱リーチを外した後でも常に確率一定です。



とは言え、何故そんな「オカルト」的な攻略が浸透してしまったのでしょうか??
実はこれにも列記とした理由が存在します!
その鍵は「スロットと、演出」にあります。

次回ではその「演出の罠とオカルト」について説明したいと思います。

2007年3月4日日曜日

俺とアカペラ 第5章 ~苦戦~

初めての集いから2週間後、結成直後の俺の希望は、不安に変わっていた。

「このままじゃぁ、まずいな。」
チームで一番ハモリのセンスがある陽介が言った。

「間に合うかな・・・デモテープ?」

「やるしかない。とにかく集中してまずは個人がしっかりパートを覚えよう!」
リーダー種哉の一言で俺達は練習を再開し始めた。

俺達ソングスピットは、『ハモリ倶楽部出場』という目標に向けて本格的に練習を始めていた。
出場に向けての関門は2ステップ。まずは「デモテープ選考」、それが通れば全国8箇所で実施される「面接」である。しかし、選考回数とは逆にその通り門は非常に狭い。全国から約2000組の応募がなされ、そこから面接まで行ける組がその10分の1の200組。さらに面接を通過できるのはわずか56組(7組×8箇所)である。俺達が出場を狙う東海地区予選。わずか7組の枠に、結成して間もないアカペラグループが挑むのである。


まずはその第1ステップ、デモテープをテレビ局に送らねばならない。それを形にする為に今、課題曲『Say The Word』を練習をしてるのであった。
しかし・・・。俺の当初の思惑とは裏腹に、そう簡単に演奏が上手くいくものではなかった。
「ハモる」という事は、人と人との声の混ざりにより綺麗に聞こえるものである。その声の混ざりが、どうにも上手くいかなかったのだ。原因は、コーラスパートを担当している熊毛の、「オペラ声」であった。
「普通の人は、”地声”と、”裏声”があるけど、熊毛は、その上に”オペラ”が存在する。」
ハモリの達人陽介は、そう指摘した。
オペラのように高音域を大きな声量で出せるセンス。それは、オペラの時に使われる声質で、普通の人では簡単には出せないものなのだが・・・。
熊毛にあった長所が、ハモリに関しては裏目に出てしまっていた。
もう一つの問題点があった。それは、ウッズの「ベース」である。それは、ベースのパートが初心者には非常に難しいパートだからである。メインヴァーカル、コーラスとは全く違ったリズム、音を出す、「ベース。」そして難しいパートの上、コーラスの基本(”ベース”)となる音を出す大切なパート。自分の音を覚えるのがやっとで、皆と合わせるまでに時間がかかってしまったのだ。

逆に良かったのは、種哉のメインヴォーカル。男性が女性曲を原キーで歌えるその歌唱力は、何度聞いてもすごかった。そして、陽介のハモリセンス。小学生の時から培った彼の能力・音感はすごかった。高校の頃一緒にバンドをやっていた頃より、アカペラになるとさらにそれが際立って見えた。自慢する訳ではないけれど、俺のボイパも形になっている。

デモテープの〆切は、来週。このままでは・・・間に合わない・・・。

「とにかく、熊毛は裏声を出せるようになる事。ウッズは、もう少しちゃんと音を覚えてこよう!」
陽介は言った。


間に合わない・・・と言っても、何とか形にして、送らねばならない。
俺達は、不安を抱えたまま、デモテープの収録を迎えることとなってしまった。

2007年3月1日木曜日

第1章勝てる理論 §1「パチンコは勝てるギャンブルである」

第1章「勝てる理論」
セクション1~パチンコは勝てるギャンブルである~

【問題1】
次のギャンブルを、「還元率」(※)の高い順に並べなさい。

・パチンコ ・競馬 ・宝くじ

※還元率とは、主催者(親)が参加者(子)に、参加料をバックする率の事である。
例:還元率80%の場合、1000円の参加料をもらうと、800円をバックするという計算である。
つまり、還元率が高いギャンブル程、参加者にはお得という事になる。



さて、今日は問題からです。皆さん解いてみましょう!
下記が解答です。


【解答-問題1】
1.パチンコ
2.競馬
3.宝くじ

宝くじの還元率は、約50%。(これだと、3億円当てる為には、6億円の投資が必要だという事になりますね。あくまで理論上は・・・。)
競馬の還元率は、約75%。
そしてパチンコの還元率はというと、お店によりますが約90%~95%だと言われています。

意外でしょ!?

さて、これが今日の本題です。
何故、パチンコは勝てるギャンブルなのか!

理由は、パチンコは非常に還元率の高いギャンブルだからです!
他のギャンブルと比べても一目両全。

ですから、本当は負けてもそんなに負けないギャンブルなのです。
10k投資をすれば、9k帰ってくるのです。(注:ここでは、k=1000円の価値があるものとする)

そんな訳あるはずがないとお思いでしょう。
そんなに高い還元率なのに、もっと負けていますでしょう。
そうなんです!

だから、パチプロがいるんです!

参加者のほとんどが「真の勝ち方を知りません」
その勝ち方の知らない人が、逆にお店に還元してくれているので、
パチプロは90%~95%以上の還元率でも、それをもっと高い水準にして、利益を生み出す事ができるのです。

言い方を変えます。
もっと分かり易く敢えて汚い言葉を使います。
負け組の人達がその高い還元率を70%、50%にしてくれているおかげで、
勝ち組の人が、その還元率を120%にも、140%にもしているのです。

そして、
「1日10k使っても、9kなんて戻ってこないのがほとんどだ。」
というのはナンセンスですよ!
私の言ってる還元率というのは、1日のスパンで考えるものではありません。
これは、今後すごく重要になってくる考えなのですが、
還元率とは、1日ではなく、長いスパンで見たものの事を言います。
ここではあまり深くは触れませんが、要は10kの尺で考えるのでなく、100k、いや1000k使用した時にどうでるかを言います。

お分かり頂けましたでしょうか?
何故パチンコは勝てるギャンブルなのか?
まとめるとこの2点という事になります。

1.パチンコは還元率が90%以上もあるギャンブルである。
2.それにも関わらず参加者のほとんどが勝ち方を知らない為、勝てる人が存在している。

今日は以上になりますが、最後に
「本当に還元率90%以上あんのかい?!そない戻してたらお店潰れるんとちゃうんかい?!」
と疑って仕方のない方にだけ補足を。

パチンコ店の1日の売上は最低でも1000万円はあると言われています。
仮に1日、1台に100k(k=1000円の価値があるとする)払われているとして、100台でもう売上の1000万円になります。
その10%をお店がとると・・・。粗利で100万です。
経営学の事は良く分かりませんが・・・
100万の利益が1日であげられれば、いくらなんでもお店は潰れないでしょう。
だから、還元率90%以上でも大丈夫なんです。

むしろそれを下げたら、他の競合店より「出ない店」となり、その方がお客さんが来なくて潰れてしまいます・・・。

だから、還元率90%ってのは本当なんですよ!
ちなみに平日は95%、土日は80%等として色をつけているところがほとんどです。
土日はお客さんが嫌でも入ってきますからね。

余談ですが還元率の逆、主催者側の取り分の事を「テラ銭」(てらせん)なんて言ったりもします。
聞いた事ありませんか?

以上。長くなってしまいましたが、今日の講義を終了します。