2007年2月13日火曜日

俺とアカペラ 第1章 ~始まり~

2002年1月。俺には4コ下の妹がいるのだが、そいつが『ハモリ倶楽部』というテレビ番組にハマって、アカペラをやりたいと言出だした。アカペラとは、楽器を使わず声だけで演奏する音楽のジャンル。クラスの友達とそのアカペラをやると言うので、俺は遊び半分で「じゃぁ俺ボイパやりたい!」と 名乗り出た。

アカペラなんてのは、今でこそ人気が出ているが、ちょっと前まではほとんどの人が何それ?と言うものだった。。が・・・ 毎週水曜日ゴールデンタイムの人気番組『セイシュンGOGO!』のワンコーナーとして始まった『ハモリ倶楽部』が、今のアカペラブームを引き起こしている。
高校生や大学生が、アカペラバンドを組んでこの番組に出演し、全国学生NO1ハモリ倶楽部を決めるというもの。 まだ俺たちとおない年の奴らが、楽器を使わずバンドのような演奏をしてしまうのだから、これはすごい。
中でも、『ボイパ』と呼ばれる技を始めて見た時はビックリした。

~口でドラムの音を出す~

楽器を使わないアカペラだから、ドラムも当然声でやるというのだ。どんなものかと聞いてみると、これがほんとにドラムの音だからすごい。
そう、最初に見た時から、俺はそれに只ならぬ魅力を感じ、引き込まれていたのだろう。
番組で見ているのももちろん面白かったが、どうせなら俺は、せっかく妹が与えてくれた機会に、そのボイパに挑戦してみようと思ったのだ。
俺はすぐに妹が密かに買っていた『ハモリSTARTBOOK』という本を見て、ボイパを練習し始めた。

この時はまだ、それがこんなにも俺を熱中させるものになるなんて思いもしなかった。 そして、大学時代の素晴らしい仲間、ソングスピットとの出会いが待ち受けている事も。

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