2007年11月25日日曜日

第4話 ~ホット・カクテル~



カクテルというと、冷たいものばかりを想像する人がほとんどだろう。

でも、こんな寒い季節にはあったかいお酒が飲みたい。

赤ワインも、あっためて飲んでみると、意外とウマい。
ホット・ワイン・グロッグなんていうカクテルもオススメだ。


寒い季節、身も心もあったまるそんなカクテルも、バーテンダーのスピリッツがあるからこそ、あったかい・・・。


BAR「Spirits」 第4話
~ホット・カクテル~

カクテルというと氷が入った冷たいものというイメージを持たれる方が多いかと思いますが、
温ったまりたい時には、ホット・カクテルをお飲みになるのもいいですよ。


黒砂糖を2tsp。これをお湯で溶かします。
そこにダーク・ラムを45ml。
最後にバターを1片浮かべます。

寒い中お越し頂きありがとうございます。
どうぞ。「ホットバタードラム」です。
シナモンスティックでバターを溶かしながらお飲みください。




ラムは、さとうきびを原料とした蒸留酒です。
これを麦や芋で作れば焼酎になりますから、焼酎のお湯割りをちょっとおしゃれにアレンジしたもの。
と思って頂ければ。



カクテルを作る時には、ベースのお酒を先に入れるというのが普通ですが・・・
今回は敢えてお湯を先に入れてみました。

ホットカクテルはその方がグラスの中でお酒同士が一体になり易く、ステアすることによる温度の低下がありません。
お客様によりいっそう温かいカクテルを飲んで頂きたいと思いましたので。


それに・・・。
私もサラリーマンだった時、あります。
上司にお湯割りを作れと言われて出した時、「混ざっていない。」だの、「冷めている。」だの言われた事が。

本当はお酒の味なんて分かっていないのにね・・・。


でも、そんな時ってただ上司は部下に何か言いたいだけなんですよね。
それを理解し、ちょっと気を配り、ほんのちょっといつもより温たかく、心のこもったお酒を作ってみると・・・

世界が少し変わるかもしれませんよ。






そう言えば、もう街はクリスマスですね。

もう一杯、クリスマスにとっておきのホット・カクテルを。

・ブランデー 30ml
・ダークラム 15ml
・砂糖 1tsp
これに卵黄をかき混ぜて、シェイクします。

最後に温めた牛乳でフルアップ。

クリスマスドリンクとしても有名です。

どうぞ、「ホット・ブランデー・エッグ・ノッグ」です。

お客様は今年、彼女とどんなクリスマスを過ごされるのですか??

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